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穂波温泉 穂波元湯

  (2004年11月のデータ)
■所在地 〒381-0401長野県下高井郡山ノ内町湯田中温泉穂波
■参考URL 穂波温泉旅館組合 http://www.avis.ne.jp/~honami/
■泉質 硫化水素泉
■設備等 男女別内湯
■入浴料 穂波温泉(湯田中温泉穂波旅館組合の宿)宿泊者は無料

※基本的には地元の人と穂波温泉の宿に宿泊したお客さん対象の共同浴場。宿泊者は宿泊先の旅館で鍵を借りて入浴するシステム。
果たしてこの温泉はベビー向け?
 湯温★☆☆☆☆ 泉質★★★★☆   湯温はとにかく激熱 泉質は特に刺激無し
 設備★★☆☆☆ 雰囲気★★★☆☆  赤ちゃん向けの設備などは特にない
穂波温泉(湯田中温泉穂波地区)の元湯 湯田中渋温泉郷の中でも、渋温泉は渋温泉だけでがっちりと強気で固まっているの対し、湯田中温泉というと本家湯田中だけでなく星川やここ穂波も含めて湯田中温泉と呼ばれることもあり、なかなか範囲が広い。

 また、湯田中渋温泉郷は、どこもその温泉地区の宿泊者のみを対象に鍵付き外湯巡りができるようになっているが、中でもこの穂波温泉は特に部外者に対して厳しい印象がある。
 脱衣所には鍵の保管を厳重にするようにと即す張り紙があり、不正使用された鍵のナンバーも貼り出されるようになっている。それはまるで見せしめのような扱いだ。

 そんなわけで、湯田中大湯や渋の九湯巡り、角間の各外湯などは日帰りでも利用する術があるようだが、ちょっとこの穂波元湯だけは宿泊以外に入る手だてが判らない。
 ちなみに私は、山ノ内町主催のイベントに参加し、参加者のための外湯開放ということで入浴させていただいた。

穂波温泉穂波元湯の浴室 湯田中温泉方面から行くと、川沿いの道とオリンピック道路の間の細い道が穂波温泉に通ずる道だ。
 日野屋旅館と看板の出た小さな旅館の隣に穂波大湯がある。
 しかし開放されているのは大湯ではなく元湯。この辺りの外湯は、たいがい「大湯」と名付けられているところが中心なのに、穂波だけは違うらしい。
 確かに穂波大湯の建物は温泉地のシンボルにはそぐわなかった。古びて味も素っ気もないコンクリートの建物で、題字の書かれた木の板以外、飾り気などまったくない。

 さらにもう少し歩くとようやく穂波元湯が見えてきた。
 こちらは瓦屋根の立派な建物で、どちらかというと、老舗の蕎麦屋という感じだ。

 挨拶をして浴室に入ると、これまた強烈に熱い湯が待っていた。
 昨日の安代大湯より熱いかもしれない。
 でもみんな地元の人は顔色も変えずに入っている。
 気の抜けていた体に活を入れるようなお湯だ。
 黒御影石の湯船の縁から、絶えず掛け流されていく。
 昨日今日と入った昆布出汁系の臭いではなく、ここは土臭い臭いがする。湯口ではそれに加えて薄いゆで卵系の臭いも。肌触りもきしつく。かなり安代湯田中とは違う感じだ。羽毛状の湯の花が少し。とてもよく温まる。

 上がって、少し地元の方たちと話をさせていただいた。
 元々はこの辺りの温泉地はどこも鍵などつけずに外湯を開放していたという。それが今のようなシステムになってしまったのは、防犯上の理由だったそうだ。
 地元の方たちが自由な時間に入れるよう、外湯は夜も開いている。
 管理人も常駐せず、鍵が付いていない外湯でどういうことが起こるか。不届き者が後を絶たず、あちらの外湯では扇風機が盗まれた、こちらの外湯では鏡が剥がされて持って行かれた・・・そんなことがしばしば起きたのだそうだ。
 どうしてそんなことをする人たちがいるのだろう。
 本当に扇風機が欲しかったのか。
 私はそうは思わない。
 古びた扇風機など危険を冒してまでほしがる人がそんなにいるとは思えない。
 公園のベンチや橋に落書きをするのと一緒で、タダなら、公共の場所なら何をしてもいい、どうせタダなんだからと思うろくでなしが、少なからずいたのだと思う。

 タダで使わせていただけることに感謝こそすれ、もうこうなると、マナー違反の問題ではなく犯罪だ。
 今度は穂波に泊まっていきなよという地元の方たちと別れを告げ、複雑な思いで帰途についた。
□ここを訪問したときの温泉日記「紅葉の湯田中渋温泉郷」はこちらをクリック
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