鳴子温泉 滝の湯

鳴子で一番有名な共同浴場

  • 所在地 〒989-6823 宮城県大崎市鳴子温泉湯元84 TEL 0229-83-3441(鳴子観光・旅館案内センター)
  • 泉質 酸性含明礬・緑礬芒硝硫化水素泉(酸性含硫黄-ナトリウム・アルミニウム・カルシウム・鉄(2)-硫酸塩泉)
  • 入浴料金 大人150円、子供100円
  • 営業時間 7時半~22時
  • 設備等 男女別内湯
  • お得情報 元旦と9月第一日曜日(温泉神社祭典)は無料で入浴できます。また春秋の交通安全週間中はSDカードがあれば無料で入浴できます(湯けむりの町管理人屋代さんに教えていただきました。ありがとうございます)
[2003年9月のデータ  ただし入浴料・日帰り温泉受付時間は2016年1月のデータ]

子連れ家族のための温泉ポイント温泉ランキング

  • 温度★★★☆☆ 泉質★★★★★  温度は少し熱め、泉質は心配なし
  • 設備★★★★☆ 雰囲気★★★★☆ 脱衣所にベビーベッド代わりになりそうな長椅子有り

鳴子温泉 滝の湯 体験レポート

鳴子温泉 滝乃湯

 鳴子というと、みんなはどんなイメージを持っているのだろう。温泉街?湯治場?紅葉の名所「鳴子峡」?

 私はやっぱりこけしを一番最初に思い出す。鳴子といえばこけし。子供の頃、家のガラスのケースに旅先で買った土産物が並ぶ中、何体かのこけしがあった。少し色あせて、のっぽで手足が無い。赤と黒で彩色されて髪型はみんなおかっぱ頭だった。

 鳴子温泉の町を歩いて、あのこけしたちを思い出した。
 なんとなく、この町は時間が止まっていて、自分が子供だった頃がそのまま昨日の出来事であるかのようだ。通りも、旅館も、どこか古びている印象がある。

 朝8時半。天候は曇り。吹上の温泉付きキャンプ場を引き払って、鳴子温泉のシンボルとも言える共同浴場 滝乃湯へ向かった。
 昔ながらの狭い街並みは道も細く駐車場もなかなか見つからない。
 少し外れたところに鳴子湯巡り用の臨時駐車場があったのでそこに停めさせてもらった。ここからだと早稲田桟敷湯の方が近いけど初心に徹して滝乃湯へ向かおう。

 大型ホテルの鳴子観光ホテル前で左に曲がって、うなぎの湯で有名なゆさやの隣が有名な共同浴場 滝乃湯だ。
 靴を脱ぐと目の前が受付で左右に男女別の脱衣所。まだ早いからか男湯はほとんど人がいない。女湯は何人か先客がいて一人は湯船のすぐわきの床に仰向けになり、寝湯状態。

 実は滝乃湯には以前一度来たことがある。ほとんど温泉に入っていなかった頃のことで、薄暗い雰囲気のある浴室にざんざんと木の湯口から滝みたいにお湯が注がれていたことだけ覚えている。情けないことにお湯の色すら覚えていない。
 仙台の友人が、あと早稲田の学生が作った温泉もあるんだけど、まあ最初はこっちかな、と言いながら連れてきてくれた。そんなことを記憶している。

鳴子温泉 滝の湯

 記憶にあるより明るいつくりだった。脱衣所はあまり広くないが木の台があり赤ちゃんでも脱がせやすそう。
 浴室も浴槽も床も木で、とても雰囲気がある。
 浴槽は二つで大きい方がかなり熱く、小さいほうがぬるく深い。掛け湯用のお湯は木枠のようなところから二本ざあざあ流しっぱなしで、それぞれの下に洗面器が置いてある。
 なんて贅沢なお湯の使い方だろう。
 浴槽だって滝状に投入されるお湯は惜しげもなく、掛け流される量もざぶざぶという感じだ。

 長女はパパと男湯に向かったので、三歳の次女だけが女湯についてきた。
 案の定温い浴槽にはまり、深いのでほとんど顎の下までお湯が来るがご満悦。

 硫黄臭にツンと来るアルミニウム缶の臭い。味はかなり酸っぱい。酸ヶ湯がレモンなら、こっちは薄めた酢かな。薬っぽい苦味もある。
 ぬるい浴槽は、最初はこれでも温かいと思ったが、入っているうちに寒くなってきた。熱い浴槽は最初は躊躇するほど熱く感じたが、温い方に入った後に入るとちょうど良かった。熱い方に入った後にもう一度ぬるい方に入るとむしろ冷たいくらいに感じた。
 お湯の色は、青灰色。沈めた手は見えるが足はまったく見えない。浴槽の縁の半透明な薄い青色を見ていると綺麗だなぁと思う。非常にインパクトの強いお湯。

 鳴子温泉には9つの泉質の湯が湧いているという。とてもここ一つで鳴子温泉に入ったとは言えないが、時間が無くてどこかひとつしか入れないと思うならば、迷わず向かって良いと思う。