東鳴子温泉 勘七湯

薬湯・不老泉と大浴室のある旅館

  • 所在地 宮城県大崎市鳴子温泉赤湯18 TEL 0229-83-3038
  • 泉質
     不老泉浴室 ナトリウム―炭酸水素塩泉(低張性中性高温泉) 源泉名:勘七源泉
     女子浴場 ナトリウム―炭酸水素塩・塩化物泉(低調性中性高温泉) 源泉名:新井第2号泉・動力掲揚源泉 新井第5号泉 唐竹沢源泉 混合泉
  • 日帰り温泉受付時間 8:00~20:00
  • 日帰り入浴料 大人500円、子供300円
  • 設備等 男女別浴室×2
  • 公式サイトURL http://kansiti.com/
[2019年4月のデータ]

子連れ家族のための温泉ポイント温泉ランキング

  • 温度★★★★☆ 泉質★★★★☆  浴室によってはぬるめのところも
  • 設備★★☆☆☆ 雰囲気★★★☆☆  ベビーベッド無し、大浴室の脱衣棚の最下段がなんとか

東鳴子温泉 勘七湯の温泉動画


東鳴子温泉 勘七湯 体験レポート

勘七湯の外観
勘七湯の外観

朝早くから立ち寄りを受け付けてくれているので寄ってみた。雨の朝だ。温泉以外に行くところもない。

勘七湯の入口

お風呂は小浴場と大浴場があって両方入れてもらった。まずは小浴場(薬湯・不老泉)。

勘七湯の脱衣所

お湯から木材臭。昨日入った姥の湯の植物臭よりもっと強い。森のにおいというか、ヒノキオチールみたいな。浴槽が木製じゃないのに温泉そのものから木のにおいがするんだ、それも森のにおいに混じって焦げた木材臭。不思議な感じだ。

勘七湯の小浴場(薬湯・不老泉)の女湯
勘七湯の小浴場(薬湯・不老泉)の女湯

湯口から源泉はたらたらと出ているがドバドバ溢れるような量じゃない。色は透明にも見えるがわずかに濁り。そもそも浴室が薄暗いのでよくわからない。ちょっと離れてみると黒っぽく見えるぐらい。

勘七湯の小浴場の湯口

湯の花は粒状のものが少し。にゅるにゅるはしないすべすべ系。でもしばらく入っていると指の間に少しだけにゅるっとくる。温度はぬるめの適温。

勘七湯の男湯小浴場
こちらは男湯の小浴場(薬湯・不老泉)

上がるときにわずかにぺとつきがあり、そのうとすぐにつるんつるんになる。

勘七湯の浴室ドア

そのあと大浴場にも行ってみた。こちらは浴槽が大小二つある。湯口のお湯が同量流れ込むなら、普通に大きい方がぬるくなるかと思えばそうでもなかった。大きい方がかなり熱い。小さい方は表面が熱いだけで中はそれほどでも。

勘七湯の大浴場女湯
勘七湯の大浴場(女湯)

実は大きい方が自然に冷めるようにお風呂を作ったものの、震災で浴室が傾いちゃって大きい方が熱くなるようになってしまったそうで。

勘七湯の大浴場女湯
女湯、角度を変えて

木の香りは不老泉より弱いが、それでもはっきりしている。一方、すべすべの感触はこちらの方がずっと強い。お湯が熱いので汗が噴き出すよ。湯上がりはさらに肌がつるんつるんに。

勘七湯の大浴場男湯
こちらは男湯。浴槽のデザインは同じだが壁に段差がある

勘七湯のご主人と少し話ができたが、温泉に哲学のある人だった。

勘七湯のロビー

鳴子温泉は50年前の雨水が地中で様々な成分と出会って溶け合い、湯船に注がれるが、その感動を一人でも多くの人に味わって欲しいと。

勘七湯の浴室暖簾

またぬるい方が体にはいいんだけど、熱いお湯のリフレッシュ感も大事だよねと。うん、わかる。

勘七湯の帳場
勘七湯の帳場