東鳴子 赤這温泉 阿部旅館

源泉2本、自炊も食事付きも可

  • 所在地 宮城県大崎市鳴子温泉赤這125-1 TEL 0229-83-2053(8時~21時まで受付)
  • 泉質
     含硫黄―ナトリウム―炭酸水素塩・硫酸塩泉(低張性中性高温泉) 源泉名:赤這温泉3号
     ナトリウム―炭酸水素塩・硫酸塩泉(低張性中性高温泉) 源泉名:赤這温泉1号 赤這温泉3号 混合泉
  • 日帰り温泉受付時間 9時~18時まで受付
  • 日帰り入浴料 大人500円、子供300円、幼児無料
  • 設備等 浴室×2 男湯、女湯、貸切のいずれかの札を自分で掛けて使う、日帰りで貸切も可
  • 公式サイトURL https://japanese-inns-320.business.site/
  • 私がLINEトラベルjpに寄稿した東鳴子 赤這温泉 阿部旅館の記事⇒若女将のSNSも人気!鳴子温泉郷「赤這温泉 阿部旅館」
[2019年5月のデータ ただし日帰り温泉受付時間、入浴料等は2020年2月のデータ]

子連れ家族のための温泉ポイント温泉ランキング

  • 温度★★★★☆ 泉質★★★★☆  温度は比較的適温
  • 設備★★★★☆ 雰囲気★★★☆☆  ベビーベッド無しだがベンチ有り、また自由に貸切にできるのが良い

東鳴子 赤這温泉 阿部旅館の温泉動画


東鳴子 赤這温泉 阿部旅館 体験レポート

赤這温泉阿部旅館の入浴

前から鳴子に行くなら泊まりたいと思っていた宿。自炊もできるし2食付きもできるので、3泊のうち2泊を自炊、1泊を食事付きでお願いした。温泉と女将&若女将の両方にファンの多い宿だ。行ってみてその理由も十分わかった。

赤這温泉阿部旅館の外観

阿部旅館のお風呂は二つ。これは先に入った人が自由に「男湯」「女湯」「貸切」のいずれかを掛けて使うシステム。家族で貸切にしてもいいし、男湯または女湯を掛けて同性なら入ってこられるようにしてもいい。一人で独占もあり。

赤這温泉阿部旅館の玄関

使っているるお湯は、向かって客室側が赤這3号源泉単独使用、奥側が赤這1号泉泉と3号源泉の混合。3号単独の分析表には「女湯」の記載があるが、便宜上そう記しているだけで女湯と限定して使っていたことはないそうだ。

赤這温泉阿部旅館の客室

もともと阿部旅館で使っていた源泉は金属臭の強い1号泉のみ。以前はもっと高温で湯量も多かったそうだが、現女将のお父さんが1本では不安が残ると言うことでもう1本の掘削を決意。得られたのが現在の3号泉だ。

赤這温泉阿部旅館の自炊設備
阿部旅館の自炊設備

その後、1号泉の温度が下がり、出も悪くなる。以前は自噴していたが、今はポンプアップしている。

赤這温泉阿部旅館の屋上
一部でリバーサイドスカイラウンジとも呼ばれる屋上

一方、3号泉はかなり熱い。そのままでは浴用に適さない。ということで、水道水と熱交換して冷ましたものを3号泉単独浴槽に注いでいる。熱交換のタンクは駐車場のところにある建物で、熱交換で温めたお湯は館内のヒーティングシステムにも利用されている。エコだ。

阿部旅館の夕食
阿部旅館の夕食

1号泉と3号泉の混合泉浴槽の方は、ぬるい1号泉と熱い3号泉を混ぜるだけで適温になる。

赤這温泉阿部旅館の朝食
阿部旅館の朝食

ということはだ。熱い源泉が多く、加水するか湯量を絞るかしないと入れないお湯が多い鳴子温泉郷において、阿部旅館のお風呂は両方とも、加水無しのたっぷりドバドバ湯量で入浴できるという条件に恵まれている。これはなかなかどうして。

赤這温泉3号泉単独のお風呂
赤這温泉3号泉単独のお風呂

それでは入った感想を。3号泉単独は、ほぼ透明に近い。少ーし薄濁りがあるか。消しゴムかす状の白い湯の花が舞っていて、中にはそうとう大きな塊もある。たまに黒い湯の花も見つかる。

3号泉の湯口

まず金属臭、次にゆで卵臭。この二つがミックスしたにおいはありそうでそんなにない。湯口では圧倒的にゆで卵臭が勝っていた。味はじゅわっと甘い。金属っぽさは味からはあまり感じられない。

3号泉の浴室

肌触りはキシつくではないが磨りガラスをこするような独特の肌触り。温度は本当にちょうどいい。しかも窓から桜の花まで見えて風流。湯上がりには指先だけでなく全身がつるんとコーティングされたような奇妙な感覚があった。

赤這温泉1号泉と3号泉
赤這温泉1号泉と3号泉の混合泉

1号と3号の混合泉はいかにも金属臭がしそうな濁り湯。緑と茶色が混じった色。そして入るとはっきりした金属臭。やっぱり1号の特徴がそれらしい。湯口では少しゆで卵臭も。

1号泉と3号泉の濁り湯

温度は何度か入っていつもこちらの方が少し熱かった。それでも十分湯口に触れる程度。味は甘じゅわ系で、じゅわっとする感じは3号単独よりも強い。

肌触りはキシつきはこちらの方が強く、逆に全身のコーティング感はそれほどない。

赤這温泉阿部旅館の自炊風景
阿部旅館の自炊風景

お部屋や食事などお湯以外に関してはLINEトラベルjpの記事に詳しく書いたので、良かったらそちらも読んでいただけると嬉しい。⇒若女将のSNSも人気!鳴子温泉郷「赤這温泉 阿部旅館」

でもって、女将さん本当にいい人なのよ。仙台で修行した若女将さんの料理も美味しくてねぇ。もうファンが何度もリピートするのわかるわ。全部いいもんね、ここ。