箱根温泉郷箱根小涌園美山楓林

子連れ家族のための温泉ポイント

箱根温泉郷箱根小涌園美山楓林体験レポート

美山楓林の外観

箱根小涌園系列はホテル小涌園とB＆Bパンシオンがが閉館して、手頃な値段で泊まれるところがなくなった印象があった。新しくできた天悠はとてもお高いし。あっ、もうひとつあったっけ、美山楓林。

美山楓林のロビー

ここは見るからに企業の元保養所。というか実際にそう。だから館内は一般のホテルや旅館とどこか違う。お部屋は広々として、でもサービスは最小限。厨房にあたる部屋、夕食の会場になる部屋はない。逆に多目的室がある。朝食だけはダイニングでパンとドリンクが提供される。この辺はかつてあったB＆Bパンシオンと同じ。

美山楓林のダイニングと朝食のパン

その代わりといってはなんだが、チェックイン時にユネッサン系列のレストランの割引券がもらえる。あと10分ほど歩けばコンビニもある。ダイニングに電子レンジが置いてあるから、いざというときはこれを使ってコンビニで買ってきたものを温めることも可。

館内にあったガチャガチャ…これはユネッサンのキャラクター「ボザッピィ」じゃないか！

小涌園系列の施設を巡る巡回バスは1時間に2本ほど。時間が合わなかったので夕食は歩いてユネッサンまで行った。

美山楓林の客室

美山楓林のお風呂は男湯女湯は固定。デザインは男湯と女湯で左右対称なだけで基本的には同じ。家族風呂は1時間1200円。

貸切家族風呂

内湯が循環で露天風呂は掛け流し。掲示されている分析表には露天風呂は塩素消毒もなしとなっているが、実は衛生面で念には念をいれてということで、今は消毒しているそうだ。

温度は内湯より露天風呂の方が熱め。わずかに白い濁りがあるもののほぼ無色透明といってよい。

肌触りはぎっちりとキシつくが、ぬれたままこするとすべすべするタイプ。温度調節のために加水しているからあまり塩味はないが、少し苦みがある。

最初入ったときはそんなに変哲のないお湯だと思ったが、のぼせて冷ましてまた入るということを繰り返すと、まるで蓄積するかのように入り続けられなくなるという意外なヘビーさがある。冷ましても全然リセットされないわけだ。そういう意味で、長湯ができない。

内湯も循環のための吸込み口はあるが、掛け流されていく量も多いのでさほど気にならない。泊まった翌日は雨予報だったが晴れた。なんだかそんな予感がしていたんだ。