万座温泉 万座聚楽

硫黄濃度日本一、真っ白な濁り湯の星に近い宿

  • 所在地 〒377-1528 群馬県吾妻郡嬬恋村干俣2401 TEL 0279-97-3535
  • 泉質 単純硫黄温泉(硫化水素型)(低張性弱酸性高温泉) 源泉名: 法性の湯
  • 公式サイトURL http://www.hotel-juraku.co.jp/manza/
  • 設備 男女別内湯、男女別露天風呂、休憩室など
  • 日帰り入浴受付時間 平日・土曜 12:30~16:00、日祭日 11:30~16:00
  • 日帰り温泉入浴料 大人1,000円、小学生500円
  • ※撮影許可はいただいております
  • 私が旅行ガイド<たびねす>で万座温泉 万座聚楽を紹介した記事 日本一硫黄たっぷり温泉はここに!「万座ホテル聚楽」は、お風呂も絶景すぎ
[2016年10月のデータ ただし日帰り入浴受付時間、入浴料等は2017年2月のデータ]

子連れ家族のための温泉ポイント温泉ランキング

  • 温度★★★★☆ 泉質★★☆☆☆  お湯は適温、泉質には見た目ほどの刺激は無い
  • 設備★★★★☆ 雰囲気★★★★★ 脱衣所にはベビーベッド代わりになる畳の台有り

万座温泉 万座聚楽 体験レポート

万座聚楽の外観 万座聚楽のロビー
万座聚楽の外観とロビー。ロビーの画像はクリックで拡大。

 硫黄濃度日本一の温泉と言えば群馬県の万座温泉。では複数ある万座温泉の源泉の中で一番硫黄が濃いのはどこだろう。答えは万座聚楽の自家源泉「法性(ほうしょう)の湯」。
 総硫黄が2mg/kg以上含まれていれば硫黄泉が名乗れるところ、この万座聚楽の法性の湯はその129倍の258mg。もうどんだけ大量に入ってるのという感じ。ただし奥万座の湧出地から800m引いてくる間にどれくらい抜けてしまっているかはまた別問題。ちなみに万座聚楽は昔は源泉の近くに白根荘という宿を経営していて硫黄濃度そのままの露天風呂もあったようだが、今はもう解体されている。まことに残念だ。

万座聚楽の絶景露天風呂
万座聚楽の空吹の見える露天風呂

 それはともかくとして、万座聚楽のお風呂は今も真っ白な濁り湯で非常に美しい。お風呂からの眺めも絶景だ。どんな風なのかはこれから紹介したい。

万座聚楽の休憩室 万座聚楽のキッズコーナー
万座聚楽の休憩室・湯上り処「ゆらり」とティピーテントのあるキッズコーナー

 万座温泉は長野県との県境に近い高所の温泉地だ。昔は湯治場だったが今はリゾート風の大型旅館の方が多いかもしれない。万座聚楽もその中の一軒。空吹と呼ばれる蒸気のもうもうと上がる名所をのぞむのに良い立地で、県道からは脇道に逸れたところに建っている。

万座聚楽の月の土地 万座聚楽の湯の花で書いた文字
万座聚楽の月の土地を記した地図と、源泉の湯の花を使って書かれた文字

 外観は正直、そんなにパッとしない。でも館内に入ると外から見たよりずっとロビーも広く綺麗で印象が違う。万座温泉自体が「星空に一番近い温泉」というキャッチコピーを使っているが、こちらの万座聚楽はどうせならもっと宇宙に近づこうと思ったのか、月に土地まで購入していたりする。実際、晴れた夜なら星が綺麗だろう。

万座聚楽のツインルーム
万座聚楽のマッサージチェア付きツインルーム

 お部屋もいくつか見せてもらったが、空吹の見える部屋だけでなく、3階のツインルームとかファブリックや家具も女子向けだし、部屋にマッサージチェアが置いてあるのが個人的にはすごくいいなと思う。ただこの部屋は禁煙って言っていたから、夫は泊まらせてくれないだろう。
 とにかく安く泊まりたいという人のためのリーズナブルで狭めの部屋であっても、ベッドはいいものを使っているとのがこだわり。

万座聚楽の和洋室 万座聚楽の浴室暖簾
万座聚楽の和洋室と浴室暖簾

 お風呂は時間に寄り男女入れ替え制。空吹の眺めに多少の差は出るが、基本的に左右に並んでいるのでどちらに入ってもそんなに差は無い。片方が露天風呂二つ付きで、もう片方は露天風呂は一つだけ。脱衣所は綺麗で広く、畳の台や自由に選べるシャンプーバーがある。

万座聚楽の脱衣所 万座聚楽のシャンプーバー
万座聚楽の脱衣所とシャンプーバー

 内湯の浴槽は癒し系の木製。長方形で乳白色というより、少し青みがかった美しい水色の濁り湯が入っている。万座温泉はお湯の色が本当に綺麗。
 入ると肌を包むその肌当たりが柔らかい。最初はすんなりと入れるのに、出るとその濃さというか、ぐっと効いている感じが実感できる。しびれる感じとでも言うか。

万座聚楽の内湯
万座聚楽の内湯

 ゆで卵臭が強い。肌はさらさらとすべるような感じ。この手触りが好きで何度も腕を滑らせてしまう。800m引いてくる間に自然と適温になるというそのお湯は、少しぬるめで、味は最初酸っぱく、その後渋く、後味に苦さがずっと残る。

万座聚楽の内湯と露天風呂 万座聚楽の内湯と洗い場
万座聚楽の内湯。画像は両方ともクリックで拡大。

 露天風呂の眺めはいかにも万座らしい素晴らしさ。浴槽の縁は、露天風呂が二つある方は木と赤御影石で、一つしか無い方は木製。何故か万座温泉の露天風呂は火山の噴気で漂白された枯れ木の枝を縁に並べる傾向があるような気がするが、こちらの万座聚楽もご多分に漏れず並べてある。
 そして湯上りはおそろしく肌がすべすべになる。この後に立ち寄った湯の花旅館よりずっとすべすべ度は高かった。硫黄の美白効果はすぐに判るものでもないが、手触りの方は覿面に。

万座聚楽の露天風呂 万座聚楽の湯口
万座聚楽の露天風呂(お風呂が一つの方)と露天風呂の湯口。露天風呂全体の画像はクリックで拡大。

 万座温泉は知名度は高いものの実際に行くとなると草津よりずっと奥まっていて不便ではあるが、こんな極楽な露天風呂があったり、美肌濁り湯に入れたりするんだから、ついつい行きたくなっちゃうんだよね。雪見露天風呂もいいけど、高原のさわやかさの感じられる夏もいいかも。
 露天風呂に入った時はまだ秋の色づきかけた山の斜面が見えていたが、やがて霧が降り注ぐように一面を覆い隠し、浴槽の縁に腕を置いてのんびりしていたら、辺りは何も見えない白の世界に変わっていた。