林温泉 かたくりの湯
(2003年12月のデータ)
■所在地 群馬県吾妻郡長野原町林字宮原573 TEL 0279-82-2244
■泉質 ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
■日帰り入浴可能時間 9時〜17時(但し火・金の午前中は清掃日なので入れないかもしれない、17時以降は地元の方専用)
■料金 一人300円(大人も子供も一律料金)
■設備等 男女別内湯 |
果たしてこの温泉は赤ちゃん・子供向けか?
湯温★★☆☆☆ 泉質★★★★☆ お湯の温度は熱め、泉質は特に刺激などなし
設備★☆☆☆☆ 雰囲気★★☆☆☆ 脱衣所は狭く赤ちゃん連れは厳しい |
林温泉は、川原湯温泉を水底に沈める計画で有名な八ツ場ダム建設対策で掘削された4つの温泉のひとつだ。
そのほとんどが地元の方専用、またはそれに近い扱いであるのに対し、林温泉のみは上毛新聞社の発行する「百湯百泉」というガイドブックに掲載されている。
日帰り温泉施設も立ち寄り入浴を受け付けている温泉旅館も営利目的で経営しているし、温泉街の無料の外湯などにも温泉街の活性化という目的があるとして、この林温泉のようなところだけは、外来者を受け入れても基本的にメリットはないと思われる。300円の入浴料は本当に清掃協力費というところだろう。
にも関わらず、気持ちよく外来客を受け入れてくださることに感謝したい。
そのガイドブックに簡易な地図は出ているが、ここは「やんば散策マップ」がないと辿り着くのは困難だ。やんぱ散策マップは、国道145号線沿いの八ツ場ダム広報センターやんば館で無料で手に入る。
マップを見ながらでも我が家はさんざん迷った。なかなかどうして判りにくい場所にあるのだ。
ようやく場所を発見して、ガラガラと引き戸を引くといきなり油系の臭いが襲ってくる。 村外者用の料金箱があるので、早速300円を入れた。
脱衣所に先客一名。 「失礼します」と声を掛けて靴を脱ぐ。 「バンソウコウ・トクホン、はいだら自分で持ち帰りましょう」の張り紙有り。にも関わらず、脱衣所の真ん中にはがれたトクホン一枚…。いかにもで苦笑してしまう。 浴室のドアを開けると、こちらも地元の方一名入浴中。
ポリバスの浴槽は、ガイドブックの写真で見ていたより大きく感じた。5人くらいは余裕で入れそうだ。
掛け湯をして、そろそろと入ると思ったより熱くない。熱い熱いと想像していたからだろう、子供だったら熱がるかもしれない。 とにかく臭いがすごい。 灯油の臭いばりばり。アブラ系が好きな人には堪えられないという感じ。飲んでみると少し甘めの塩味があるけど、とにかく灯油の臭いがきついので、薄めた灯油を飲んでいるみたいで味はいただけない。 お湯は管を伝って出てくるのだが、浴槽に入るのはほんの一部で、ほとんどは床に置かれた洗面器の中へ流れて溢れていく。湯温が高すぎるので、ほとんど捨てられるのだろう。ポリバスの浴槽内が適温になる程度の量だけ、自然に入るように調節してあるようだ。 お湯のほとんどが流れ込む洗面器にちょっと手を入れてみたら、とっても熱かった。
「熱くない?」と地元の方が話しかけてくださったので、迷いに迷って小学校まで行ってしまった話をした。 「ここは看板ひとつ無いものねぇ」
確かに迷う迷うと聞いていたが、本当に迷った。 「今の時間が一番空いているのよ、5時を過ぎるととても混むから。あと、火曜と金曜の清掃日以外は午前中でも入れるからそういうときがいいわよね」
上がると入れ違いにまた別の地元の方が入っていらした。こうして次々と絶えることなく一日誰かしらが利用しているのかもしれない。 脱衣所に清掃当番表が張り出してあった。何がすごいと言って、ほとんどが姓ではなく名のみで記載されているのだ。ごく小さな共同体の共有財産であることが判る。 地元の方は利用料を払わなくて済む代わりに、次の人が気持ちよく使えるように当番制で清掃しているのだ。自分の家のお風呂となんら変わらない。 こちらはそれを借りさせていただいているのだ。
よく、マナーを守ってなどと書かれているが、共同浴場を管理している地元の方たちのことを考えたら、どうすべきかは自ずから判ってくるのだろう。 |
| □ここを訪問したときの温泉日記「雪見露天風呂紀行 榛名湖日記8」はこちらをクリック |
近隣の子連れ遊び場情報 □伊香保グリーン牧場(ちょっと中途半端な観光牧場) □渋川スカイランドパーク(小さい子どもにはちょうど良いサイズの遊園地 温泉日記「榛名湖日記その2」参照) |