高湯温泉 あったか湯

高湯温泉の人気日帰り温泉、露天風呂だけの共同浴場

  • 所在地 〒960-2261 福島県福島市町庭坂高湯25番地 TEL 024-591-1125
  • 公式サイトURL http://www.naf.co.jp/azumatakayu/attakayu/
  • 泉質 酸性―含硫黄―カルシウム・アルミニウム―硫酸塩温泉(硫化水素型) 源泉名: 高湯26番 滝の湯
  • 日帰り温泉入浴料 大人250円、子供(1歳~小学生)120円
  • 営業時間 9時~21時(最終入館20時半)
  • 定休日 木曜日(祭日の場合は翌日)
  • 設備等 男女別露天風呂、貸切風呂(50分1,000円)、休憩室
  • ※沸かし湯の蛇口はありますが、シャワー、石けん、シャンプーはありません
[2016年9月のデータ ただし営業時間・入浴料等は2017年2月のデータ]

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  • 温度★★★☆☆ 泉質★★☆☆☆ 温度は少し熱め、お湯も酸性なので少し沁みるかも
  • 設備★★★★☆ 雰囲気★★★★☆ 貸切り風呂や休憩室あり

高湯温泉 あったか湯の温泉動画【14秒】


高湯温泉 あったか湯 体験レポート

高湯温泉あったか湯の外観 高湯温泉あったか湯のフロントとロビー
高湯温泉 あったか湯の外観とロビー。外観の画像はクリックで拡大。

 いつも混んでいると評判の日帰り温泉。いや、共同浴場と言った方がいいのか?
 人気があるのも当たり前で、乳白色の濁り湯で効能に定評のある高湯温泉に大人一人たったの250円で入れるのだから。しかもこれがなかなか素敵な露天風呂ときている。

高湯温泉あったか湯の休憩室 高湯温泉あったか湯の浴室暖簾
高湯温泉 あったか湯の休憩室と浴室暖簾

 夏の賑わいも終わり、紅葉にはまだ早い季節の平日の朝一番に訪ねると流石に空いていた。他にお客さんは誰もいない。
 お湯は高湯温泉でも最も多くの宿に引かれている高湯26番 滝の湯で、昨夜泊まって夕に朝に何度も入った高湯のんびり館とまったく同じ源泉なのだが、こちらのあったか湯の方が湧出地には近い。なんたって駐車場から見下ろすと、すぐ下に源泉井戸がある。

高湯温泉滝の湯の源泉 高湯温泉あったか湯の家族風呂
高湯温泉滝の湯の源泉と、あったか湯の家族風呂入口

 あったか湯は国の交付金を受けて福島市が建設し、高湯温泉旅館協同組合が管理運営を行っている。その経緯は脱衣所の壁に掲示され(web上では公式サイトのよくある質問で読める)、そこに行政より「温泉施設の日帰り入浴営業と競合する物を本当に作ってよいのか」と何度も問われたが、最終的に全旅館の念書を集めたと記載されているのがなんともなまなましい。

高湯温泉あったか湯の源泉掛け流し宣言の暖簾 高湯温泉あったか湯の脱衣所
高湯温泉 あったか湯の源泉掛け流し宣言暖簾と脱衣所

 館内はとても綺麗で休憩室なども整備されている。2016年3月1日に漏電が原因の火災事故があったが、6月に営業再開。私が入浴したのは9月だから、既に再開して3ヶ月が過ぎていることになる。
 しかし火事のもととなった漏電は、そもそも温泉ガスの腐食によるものだというから、それだけ高湯温泉そのものが強い温泉だとも言える。実際、あったか湯に露天風呂しかないのも、硫化水素ガス対策だというから。

高湯温泉あったか湯の女湯露天風呂
高湯温泉 あったか湯の女湯露天風呂

 脱衣所から出ると、思わずうわぁと喜びの声を上げたくなる青白い濁り湯。周囲は囲われていて展望は無いがススキが植えられていて秋の気配を感じさせる。

高湯温泉あったか湯のカラン 高湯温泉あったか湯の男湯露天風呂
高湯温泉 あったか湯のカランと男湯露天風呂。男湯露天風呂画像はクリックで拡大。

 レモンのような酸っぱいにおいと焦げたにおい、するすると滑るような肌触りはのんびり館のお風呂と同じだが、やはり源泉に近いせいか、湯の花の細かさが違う。もちろん偽りなく源泉掛け流し。濁りに粉っぽさがなく、完全に溶けているように見える。これがなんとも美しいミルキーブルーの色を醸し出す理由かもしれない。

高湯温泉あったか湯の湯口 高湯温泉あったか湯の源泉の樋
高湯温泉 あったか湯の樋を通して湯の温度を自然に下げる湯口

 但し、お湯に溶け込んでいる分とは別に、白い湯の花はそれなりに舞っている。結晶のようにきらきらと浮いているところもある。湯船の岩がお湯に触れるところだけ漂白されたように真っ白になっているのも綺麗。

 お湯は熱めなので木の樋を通して露天風呂の周りをまわり道させて少しでも自然に温度が下がるよう工夫されている。各旅館に引き湯する際もパイプにしないで上を開けた樋にしているのは、硫化水素ガスを逃がすため。

高湯温泉あったか湯の女湯露天風呂

 のぼせたなと思うと、スーッと秋の風がまとわりつく暖気を奪っていく。こんないいお湯を独り占めできるとは幸甚の至り。

近隣の子連れ遊び場情報

  • 東北サファリパーク(福島Let's体験旅行に遊んだ記録あり)
  • ふくしまスカイパーク(アクロバット機やグライダーを間近で見られる ここで遊んだ体験記録は「滑川温泉湯治日記」参照)
  • フルーツライン(さくらんぼ、もも、梨、ぶどうなどの果物狩り ここを訪問した記録は「福島Let's体験旅行」参照)
  • 四季の里(ガラス細工体験・じゃぶじゃぶ池・バッテリーカーなど ここで遊んだ体験記録は「福島Let's体験旅行」参照)
  • みずいろ公園