しあわせの丘リゾートキャンプ場日記
秋の房総・勝浦の旅

6.アクションスパゾーン

　アクションスパゾーンは子どもたちに喜ばれた。
　こんなことならさっさと連れてくれば良かった。
　パパたちが戻ってきたら移動しようと思って待っていたのが徒になったようだ。もっと決断を早く下すべきだったか。
　yuko_nekoさんが戻ってきて、「がっちゃんたち、苦労しているみたい。四軒も五軒も魚屋を渡り歩いているんだけど、どこも昨日まで漁ができなくて魚が無いんだって。もう足がくたくただって言っていた」と教えてくれた。
　男性陣、いつまでも戻ってこないと思っていたら、そんなことになっていたとは。
　この上、アクアパレスの入場料なんて払わせたら怒り心頭かも。

　アクションスパゾーンの流れるプールは結構深い。
　100センチになったかならないかのレナはぎりぎり足が届いていないみたい。
　でも本人は泳げるし、周りにいくらでも捕まるところもあるので安心できる。
　同じホテル三日月グループでも木更津の竜宮城スパと違ってウォータースライダーはない。
　ちび姫ちゃんとカナとレナ、三人固まって遊んでいた。
　ちび姫ちゃんのところもうちも公立の小学校に通っているが、話を聞いてみるといろいろ違っている。
　例えば体操着やスクール水着に関しても、うちは学校指定の業者から買うか、そうでなくても同じデザインのものを探してくるしか無いが、ちび姫ちゃんの所は全部自由なんだそうだ。花柄セパレーツも有りだとか。
　体育の授業における水泳の位置づけも違うらしく、6月から9月初旬まで週に二日、それぞれ2時間ずつみっちり水泳を教えてもらい、さらに夏休み中も中盤をのぞいて平日は毎日水泳を先生が教えてくれる私たちのところと違って、ちび姫ちゃんのところは授業も夏期水泳教室も数えるほど。しかも夏休みは保護者のボランティアまで募って何とか教えているとか。
　カナもレナも学校の授業だけで泳げるようになって、今、一年のレナは25m、三年のカナは50m泳ぐが、それもこれも学校の指導あってこそなんだなと思った。
　まあ何が良いのかは今の段階では判断できない。
　でもゆとり教育の弊害が叫ばれている今、公立校の学校に全て任せきりにしてしまうのは何事においても心配ではある。
　先生の当たり外れも激しい。
　いい先生は打てば響くように良い先生なのだが、そうでない担任に当たれば打っても叩いても極めて鈍い反応しか返ってこない。
　今年からは校長も替わって、打てば響くような校長から、鈍くて何を言っているのかさっぱり判らない校長になってしまったこともあって、このところの心配事は増えるばかりだ。