子連れ旅行温泉日記

房総キャンプ日記2◆夏はまだ終わらない!?


4.それは房総亜熱帯キャンプ!?

 お昼過ぎ、テントの準備も全部終わってパパは絞れそうなほどぐっしょりになったTシャツを脱いで干した。
 さあ、どこか温泉だ。

 だけどこの辺り、本当に温泉が無いのよ。
 まったく無いわけじゃないけど、あのホテル三日月を除くと、軽い気持ちで出かけられる距離には天然温泉がない。しかも子供たちはあまりの暑さにプールに入りたいなんて騒いでいるから今日はたぶん旅館系じゃなくて気軽な立ち寄り専門施設、しかも休憩室などの設備が完備しているところがいいだろう。
 東京湾スプリングスカントリー温泉はつい先日経営する緑営グループが破綻しちゃったし、サンピア君津、ユートピア笠森ゆうゆう館、漢方和楽の里、みんな人工温泉だ。青堀温泉、小糸川温泉は温泉としては良さそうだが今日の子供たちの様子だと向かないだろう(本当はかなり行きたい)。
 あきらめて前も森のまきばオートキャンプ場に来た時に立ち寄った湯の郷かずさへ。ここも光明石による人工の温泉だが、浴槽に使っている湯は水道水ではなく地下水で、名水によるお風呂ということになる。加水循環した天然温泉といい勝負くらいのレベルではあると思っている。真面目に源泉は飲用できてしかもかなり美味しいのよ。汲んで帰るために水のボトルを持っていかなきゃ。

 あまりに外気温が高くじめじめしていたので28度のぬる湯浴槽に子供たちはすっかりはまってしまった。
 前に来たときはレナはここの深さがぎりぎりで、立つと水面が顎の上まで来ていたっけ。今は肩も出ている。背が伸びたんだね。

湯の郷かずさの名水湯の郷かずさでは自由に水が汲める
湯の郷かずさで自由に汲めるようになっている上総の名水
今回は用意周到に飲み水のタンクを持参
味は微妙に炭酸的なしゅわっとくる感じがあって美味しいよ 施設の入り口にあるので、お風呂を利用せずにただ水だけ
汲んでいくお客さんもいる
自転車でやってきて、ペットボトルをいっぱいにして帰っていく


 すっきりさっぱりして帰った。日のあるうちに夕食の支度。
 ニンジンやキャベツの屑をウサギや山羊にせっせとあげていたカナとレナに、キャンプ場管理人のおじさんが動物たちの夕食(乾燥したトウモロコシだった)をやるのを手伝わせてくれた。おじさんと一緒に嬉々として餌を配る子供たちの後ろに沈む真っ赤な夕日。

 金曜日のキャンプ場は、朝は良さそうな場所だけ集中してテントが張られていたが、私たちの両サイドは夕方撤収して帰ってしまった。ここはチェックインが10時でアウトが午後5時だからディキャンプの人も多い。
 少し離れたところにぽつりとやはり子連れキャンパーのテントが一張り、あとはずっと離れたところに灯りが見えるだけだ。広々としていいね。千葉だからちょっと成田発着の飛行機の音がうるさいけど…。

森のまきばオートキャンプ場のサイロ森のまきばオートキャンプ場の夕日 
大きな夕日がゆっくり沈む
もともと牧場だったこのキャンプ場の目印はこのサイロ
 夏の一日が終わる

森のまきばオートキャンプ場の夕ご飯はやくできないかな?
お腹空いた~はやくはやく~




2-1.夏は海だ、海を目指せへ続く


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