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◆◇青森温泉紀行◇◆
下北半島-十和田-岩木山麓

21.鱗床の白馬龍神温泉












 帰りがけによる温泉として選択したのは白馬龍神温泉新屋温泉の二ヶ所だった。
 本当は三ヵ所寄れるよと夫は言ってくれたが、それは時間的に厳しそうだと思い、二ヶ所に絞った。特に新屋温泉は絶対に寄りたかったので。



山麓から平野部に降りていく道。カーブの先に町が見えてきた。


 まずは白馬龍神温泉。
 外観は神社の建物みたいな屋根のかなり立派な日帰り温泉に見える。
 ドアに書かれた「小学生無料」の文字が妙に迫力あり。
 脱衣所はベビーベッドは無いがソファーはあった。

 しかし浴室内はというと、これまた一筋縄ではいかない魔境みたいなところ。




白馬龍神温泉の外観とロビー


 天井が高く、どちらかと言うと洋風の浴室は、外が神社みたいだったのに中は教会のようにアーチ窓で窓にも洋風の柄が付いている。
 壁の白いタイルは下の方は温泉成分で茶色っぽく、上の方は湿気のせいかあちこち黒ずみがきていて、おせじにも綺麗とは言えない。

 しかし最も目を引くのはアメーバ型の浴槽の周囲、洗い場に至るまでの床の全てが鍾乳石みたいな析出物によるミニ・パムッカレになっていること。いわゆる千枚田。
 埼玉の神流川とか、北海道の豊平峡みたいな。
 歩けないほど鋭くは無いが(豊平峡は歩くのも辛かった)、歩きにくい。




浴室の床がすんごいことになってる。


 浴槽の縁も鍾乳石みたいに元の形がよく判らないくらいに丸まっている。
 アメーバ型浴槽の奥に小さな円形の水風呂があり、その先に露天風呂に続くドアがある。

 お湯は濃い黄色に少し緑を混ぜたような濁り湯。沈めた足はよく見えないぐらいの濁り具合。
 におい、肌触りは特に強いものは無いが、味は甘じょっぱい。内湯は適温。

 露天風呂は周囲がパムッカレになっていないことからわかるように、後から増設されたものらしい。
 特に展望は無いが岩風呂でお湯は熱めだったが・・・



露天風呂はいかにも後から作ったふう


 入ったと思うと施設の係りの人が来て、温度を見てお湯の口を止めてしまった。
 このままだと熱すぎるし、どうせすぐには冷めないからと言うが、それを聞いた常連のおばちゃんたちは口々に「ケチ!!」と言い出した(係りの人と顔見知りのよう)。怖いよう。

 おばちゃんたちはアブが出たら露天風呂には入れないけど今日はいないから大丈夫とかしゃべりだしたので、自分は早々に内湯の方に戻ってしまった。
 ここのお湯はかなり疲れるお湯。あとからどかっと来る感じ。




4-22津軽平野の夕暮れと最後の温泉へ続く


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