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◆◇青森温泉紀行◇◆
下北半島-十和田-岩木山麓

18.流汗台ゆとりの駐車帯と道の駅わきのさわ







 仏ヶ浦でも天気は悪かったが、陸側はさらに輪を掛けて悪かった。
 雲は厚く黒さを増し、山肌に沿って垂れこめて、道の前方を霧で塞ぐ。

 少し走ると流汗台ゆとりの駐車帯という展望所があった。
 辺り一面雲だったが、降りて写真を撮ってみる。





 黒い雲と山並みの間にちょうど雲が薄くなっている部分があって、そこに水平線のような物が見えている。
 自分は水平線なのかなと思ったが、帰ってきてから調べると、流汗台からは海は見えないといった記述が複数見受けられた。
 はて。私が見たものは何だったんだろう。



水平線だとばかり思ったあれはなんだったんだろう


 その次に車が停まったのは道の駅わきのさわ。
 確か脇野沢にはわきのさわ温泉という施設があったはず。名前的にてっきり道の駅併設の日帰り温泉だと思っていたから私たちは、私一人が温泉に入って、その間に夫は道の駅で買い物をしようという計画を立てていた。



道の駅わきのさわ


 今日は下北半島のまさかりの刃の部分を一周しているわけだが、下北半島の刃の西側は、仏ヶ浦から道路は内陸に入り、それより海岸線寄りの道は存在しない
 そもそもこの辺りは全然集落が無い。ほとんど人が住んでいないんだ。
 道の駅わきのさわは、刃のほぼ先っぽ。ただし前述のように海岸沿いではない。

 道の駅わきのさわのメインの建物はリフレッシュセンター鱈の里で、そこでは土産物などを扱っているが、この他にいのしし・いのぶた料理の「うり坊」や「いのしし館」、野猿公苑などの設備がある。バンガローもあって宿泊もできるらしい。
 しかしここに併設されているとばかり思っていた温泉は見当たらなかった。違う場所だったのか。
 「温泉は無かったけど野猿公苑でも見ていく?」
 「閉まってるよ」
 「えっ、ホント?」
 確かに入口の道を塞ぐように衝立が置かれている。
 「あっ、でも衝立に 開苑中 って書いてある」
 もう遅かった。その文字を読んだときには既に車は発車していた。




小ぢんまりとした道の駅だった


 あー、野猿公苑・・・
 「脇野沢村のニホンザルは世界で一番北方に生息する、いわゆる北限の猿だって話なのに・・・」とつぶやいた私に夫が一言。
 「北限? もっと北に野生の猿いたじゃん」
 「へ?」
 「ついさっき見たでしょ。猿の親子。あそこ、ここより北じゃない」
 あーーーーっ。

 ちなみに帰ってきてから、下北半島の話じゃないけど「猿の生息地域がこれまで確認されていなかった標高の高い山にまで及んで、ライチョウを餌にしていることが衝撃」というニュースを読んだ。
 まんぞう温泉さんも脇野沢村より北で野生の猿を目撃したらしい。
 これも地球温暖化のせいかなぁ。
 とりあえず現在は脇野沢村は野生猿生息域北限じゃないと思う。




2-19むつ湾フェリー乗り場と鯛島へ続く


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